出雲湯村温泉は、「ヤマタノオロチ神話」が伝わる雲南市の木次町と吉田町の境を流れる斐伊川の川底から湧き出る温泉です。 歴史は古く、 733年に編さんされた『出雲國風土記』には、こう記されています。
通路飯石郡の境なる漆仁川の辺に通ふは二十八里なり即ち川辺に薬湯あり一たび浴すれば身体和らぎ再び濯げば満の病消除る男も女も老いたるも少なきも昼夜息まず駱駅住来ていて驗を得ずといふことなし即ち屯倉あり
このように昔から出雲湯村温泉は、老若男女が集う憩いの湯治場であり、また戦国時代には将兵が傷を癒しに訪れることもあったようです。 また明治時代の「温泉番付」で、出雲地方では最高位の西の前頭に選ばれるなど、古くから全国に知られる名湯です。近年では、文人や墨客なども訪れこの静かな湯村で温泉に浸りながら、穏やかなひとときを過ごしていました。現在も県内はもとより都会から訪れる人が多い温泉里です。
山里にある小さな温泉には、川沿いに2軒の旅館と1軒のオーベルジュがあり
日ごろの喧騒から離れ、ゆっくり過ごしたい人たちが癒しを求めて訪れます。
斐伊川のほとりにある共同浴場です。43度のちょうど良い温度の源泉が、掛け流しで注がれる贅沢な温泉です。浴槽は川石を使っているので川辺の風情と一体化した趣で、自然の中にいるかのような開放感があります。ほか、小さな露天風呂や家族風呂足湯もあります。
- 島根県雲南市木次町湯村1336 (湯乃上館)
- 0854 − 48 − 0513
- 10時 〜 21時 (21時30分終了)
- 大人 350円 子ども 130円 幼児 70円
- なし
開業は江戸時代頃。湯村はかつて湯治場として栄えていた温泉町でしたが、湯乃上館が唯一現存しているお宿です。現在の建物は築約140年の古民家で、「レトロが新しい」、「古き良き時代のモノ」に感銘を受ける人たちの口コミで広まり、全国各地から宿泊客が訪れています。部屋数は5部屋、1日2組限定で定員20名。家族が泊れる個室から仲間で楽しめる大部屋もあります。 料理は先着優先で囲炉裏端がある茅葺の「楽楽庵」で旬の和食がいただけます。春は山菜、夏は鮎、冬は野鴨や牡丹鍋など、その時期のおいしいものが食せ、地酒や地元のワインがすすみます。 温泉は湯乃上館が管理をしている漆仁乃湯へ。源泉掛け流しの湯は体も心もぽっかぽかに温まります。古くから薬湯の湯として知られているため、湯治を目的に訪れる人も多いです。
- 島根県雲南市木次町湯村1336
- 0854 − 48 − 0513
- チェックイン 16時 チェックアウト 10時 入浴時間 10時 〜 21時(21時30終了)
- 平日 1泊2食付2名様以上 13、218円 〜 休前日2名様以上 15、594円 〜 (大人1人様1泊2食付、サ ー ビス料・消費税・入湯税込み)
国道314号線沿いにある国民宿舎です。昭和37年に開業し、令和元年11月19日に
リニューアルオープンしました。宿泊から宴会など、お客さまの要望に応じて、幅広く利用
できるお宿です。
温泉浴場は本地域の観光資源である「たたら製鉄」と「ヤマタノオロチ」をイメージした
デザインで、日替わりで男湯・女湯が入れ替わります。露店風呂では、春は桜、夏はカジカの
鳴き声、秋は紅葉、冬は雪景色など四季折々の風情を眺めながら湯を楽しむことができます。
また「出雲國風土記」に『薬湯』と記された泉質が喜ばれ、数回に分けて入浴する人や、
入浴後の肌のスベスベ感はとても好評です。日帰り入浴もできるので、湯に入り休憩コーナー
でひと休みするなど、地元の人々が憩う姿も見えます。
料理は、地元産の吉田米を使ったつやつやご飯や四季折々の地元食材をふんだんに使った
おもてなし料理をご用意しております。
- 島根県雲南市吉田町川手161ー4
- 0854 ー 75 ー 0031
- チェックイン 16時 チェックアウト 10時
入浴時間
《日帰り入浴》11時30分〜20時00分 (受付19時30分まで)
《宿泊入浴》 23時30分まで 翌朝6時00分〜9時30分- 1泊2食付 9,350円〜(サービス料・入浴料・消費税込み)
※別途入湯税大人150円(12歳未満は無料)必要
1泊朝食付 6,050円〜(サービス料・入浴料・消費税込み)
※別途入湯税大人150円(12歳未満は無料)必要
素泊まり 4,950円〜(サービス料・入浴料・消費税込み)
※別途入湯税大人150円(12歳未満は無料)必要
《日帰り入浴》
大人:550円
小学生:270円
幼児(4歳〜):160円
家族風呂(一時間あたり):550円- なし
雲南市はヤマタノオロチ伝説にまつわる神社や名所が数多く残っています。
この伝説の発端は、氾濫を繰り返していた斐伊川をヤマタノオロチに例える説や、
スサノオノミコトがオロチを退治して剣を得たところは、「たたら」抗争を意味していた説など、
伝説からさまざまな歴史背景をくみとることができます。
いにしえの時代に思いをはせて、神話の伝承地巡りをしてみましょう。
高天原を追い出されたスサノオノミコトは、出雲国の肥河(斐伊川)の上流・鳥髪(奥出雲町鳥上)に降りました。川上から箸が流れてきたので、川上に人がいると思い上っていくと、美しい娘を間にして老夫婦(アシナヅチ・テナヅチ)が泣いていました。老夫婦には8人の娘がいましたが、毎年ヤマタノオロチがやって来て娘たちを食べてしまい、たった1人残ったクシナダヒメも今年、食べられてしまうのではないかと泣いているのでした。 それを知ったスサノオは、クシナダヒメを妻にもらう条件にオロチ退治を引き受けました。 はじめにスサノオはクシナダヒメを隠すため、彼女を櫛に変えて自分の髪に挿し、アシナヅチ・テナヅチに強い酒を造らせ、8つの垣と門を作り、それぞれに酒の桶を置くように言いました。そしてヤマタノオロチがやって来ました。オロチは8つの酒桶に頭を入れて酒を飲み出しました。オロチが酔っ払い寝てしまうと、スサノオは十拳剣でオロチを切り刻みました。尾を切り刻んだときに剣の刃が欠けたので、尾を裂いてみると大刀が出てきました。これは天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)といい、後に草薙剣(くさなぎのつるぎ)と言われます。オロチを退治したスサノオはめでたくクシナダヒメと結婚しました。
〒699-1343
島根県雲南市木次町湯村1336(湯乃上館)
TEL : 0854-48-0513
FAX : 0854-48-0514
〒699-1343
島根県雲南市木次町湯村1336
TEL : 0854-48-0513
FAX : 0854-48-0514
〒690-2314
島根県雲南市吉田町川手161-4
TEL : 0854-75-0031
FAX : 0854-75-0032
本社:〒690-2801 島根県雲南市吉田町吉田2407
松江事務所: 〒690-0062 島根県松江市魚町49
TEL:0852-21-2123 FAX:0852-27-7808
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